目次
「自分との関係」と「子供のひきこもり」の深い繋がり
今回は、
不登校・引きこもりの子どもを持つ親御さんへ伝えたい事①
の続きとなります。
まだお読みでない方はこちら
あなたはご自分自身の事を理解していらっしゃいますか?
子供がひきこもりから解決される為にとても大切な事があります。
それは、お子さんの「ありのまま存在」「そのままの存在」を受けいれる事です。
引きこもっているとかいないとか、学校へ行っているとかいないとか仕事をしているとかしていないとか、そのような「価値観」や「モノサシ」でお子さんを計るのではなく、「自分の掛け替えのない子供である」という、ただその「存在」だけでお子さんを認めるという事です。
しかし、不登校・引きこもりの子供がいる多くの親御さんは
①子供のありのままの存在を受け容れていない。
② 親御さん自身も自分の事を受け容れていない。
③子供に対して罪責感 や 罪悪感を感じ苦しんでいる。
といった状態になってしまっている場合が良くあるようです。
あなたはどうでしょうか?
そのようになってはいないでしょうか?
「自分の子供が不登校や引きこもりだなんて恥ずかしい・・・」
「子供が引きこもっているなんて誰にも言えない・・・」
「まさか、よりにもよってどうしてうちの子が・・・」
「自分の子供が不登校やひきこもりだなんて認めない・・・」
あなたはお子さんの事を「自分の愛する子供です」と言えますか???
ひきこもっているとかいないとかそうゆう事ではなく自分の子供としてそのまま姿を、ありのままの存在受けいれ認めることが出来ていまでしょうか??
もし、「認める事ができていない」と思うのなら、現段階ではお子さんがひきこもりの状態から解決されるのはまだ先の事になるかもしれません。
しかし、もしできなていないとしても失望はしないで下さい。
自分の事を責めないでくださいね。
まずは、そのような自分を素直に認めてあげてください。許してください。
なぜならまずは、自分を認め、受けいれる事こそがスタートであり、それが出来るようになるだけで状況は変わっていくからです。
「自分を認め受け容れる事と、子供の引きこもりの何が関係あるの?」
と、そう思いますよね?
心理学では、
「自己受容」は「他者受容」と比例する
と言われます。
簡単に説明すると自分の事を受け容れている分だけ人の事を受け容れる事ができる。
という事です。
この事を子供との関係に表すのなら、自分の事を受け容れている分だけお子さんの事を受け容れる事ができるようになる。
という事なんです。
多くのひきこもりの親御さんに共通している事は、自分のお子さんに対して罪責感 や 罪悪感 を感じています。
「自分の育て方が間違っていたから、引きこもりになってしまったのだろうか」
「自分の思いや価値観が、子供は思い詰めてしまったのだろうか」
そう考えては苦しんでいらっしゃるのです。
それは、無理もありません。
自分の子供が引きこもって、胸の痛まない親なんていませんよね・・・。
しかしもう、自分を責めるのはやめてください。自分にやさしくしてあげて下さい。
なぜなら、それは決して子供を苦しめる為にそうした訳ではなく、よかれと思ってしていたことなのです。
結果的に子供を苦しめてしまっていたとしても、あなたに悪意があった訳ではありません。
あなたには、そうする事しかできなかったんです。
ですから、自分の子供に対して罪責感を感じていらっしゃるとしてももう自分を責めることはやめてください。許してあげてください。
自分に優しくしてあげてください。
「今まで苦しい中頑張ってきてえらいね、よく頑張ってきたね!」
と、自分に優しい言葉をかけてあげてください。
認めてあげてください。不安でもいいんです。後ろめたさを持っていてもいいんです。不安や後ろめたさを持っていて当たり前です。
そんな不安を抱えているあなたでも、罪責感を感じてしまっているあなたでいいんです。
そうする事しかできなかった自分に優しくしてあげてください。
受け入れ認めてあげてください。
そして何よりあなたが自分を責めていても、お子さんが引きこもりから解放される訳では決してありません!!
自己受容は他者受容ですので、自分を責めていればいる分だけ子供の事を受け容れる事が出来なくなります。
自分の事を責めてしまってる分、子供の事も責めてしまいがちになってしまします。
先ほども言いましたが
「自分の事を受け容れている分だけ、子供の事も受け容れる事ができる」
という事は本当です。
ですから、子供のありのままの存在を認め受け容れる為に、まずは御自分の事を受け容れ、認めてあげてください。
自分に優しい言葉をかけてあげて下さい。
あなたの心が変わった時、結果的にお子さんはひきこもりからの解決へつながっていきます。
ですから、自分を責めるのは止めるように心掛けてくださいね。
御自分に、優しくしてあげてくださいね(^^)
ではでは今回は、お子さんと関わる上での大切な事をお話ししました。
ご覧くださったあなたのお役に立てれば幸いです。
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今野 陽悦

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