辛い、悲しい、癒されたい…そんなあなたへ送る”心が癒される秘訣”の後編です。
どうもカウンセラーの今野です。
前回の記事で、長年たっても苦しい状態からなかなか癒されない方と、心が癒されていく方には決定的な違いがあるという事までをお伝えしました。
そして後編では最終的に「心が癒される」秘訣をお伝えさせて頂きます。
私は苦しさの只中にいる時、ずっと疑問に思っていたことがありました。
それは、
「心が癒された方と癒されず苦しい状態にいる人は何が違うのか?」
という事です。
私が苦しさのピークにいた時は「もう、一生この状態は続くんだ」と思えて失望していたのですが米沢に移住してからは生活環境も変わった事で変化がおこりました。
「どうしようもない苦しさの中」からでも心が癒された方が実際には何人もいるという事実を知ったからです。
なぜ、地獄のような心の苦しみから卒業出来る人がいるのか?
それからというもの、なぜ当時の自分のような地獄の苦しみから卒業できる人がいるのだろうか?という「問い」が常に私の中にありました。
「一刻も早く癒されたい」「自由になりたい」という気持ち私の中にが強く存在していたからだと思います。
前回の記事でもお話させて頂きましたが、当時の私の周りには、ただ普通に日常生活を送る事すらもままならない、社会生活を普通に送ることすらできないほど苦しい状態から癒されて幸せに日常を送れるようになった方がいました。
その反面、何年も何十年にも渡って、苦しい状態から未だに癒されずにいる方や、その果てに自殺をしてしまう方がいました。
私がどうしようもなく苦しかった期間というのは6年間ほどあったのですが、その期間の中には、人生をあきらめた程の苦しさや失望感、自己嫌悪、劣等感などの否定的な感情を何度も味わい苦しみました。
苦しさのピークの時にはなかなか眠つくことすらままならずようやく眠ることが出来たら、夢の中ででまで現実のように苦しむ。
そして朝(昼)に目が覚めたと同時に気分が落ち込み、布団から起き上がる事すらも出来ない、といった状態でした。
当時は、五体満足であるにもかかわらず、わずか数メートルの距離を立ち上がってトイレまで歩いていくエネルギーすらなくて、何とかはってでなけれ行く事が出来ないほどまでに、酷い状態だったのです。
当時、病院では重度の鬱病で、何か(自害)があったら危険なので入院をしなければいけないと言われました。
そこまで苦しい時代もあったのですが、結果的には、
絶望的にも思えていた状態からも癒され立ち直る事ができました。
米沢にいた事で、心苦しい状態から解決された・癒された方々を何人も拝見した事も大きいかと思います。
又、自分の状態が改善されてからは、心病まれて苦しい状態から復活した方や癒された沢山の方に直接インタビューをしました。
その状態からどのようにして抜け出ることができたのか?
何がきっかけて癒される事ができたのか?
といった改善・解決・立ち直った秘訣を、体験者の人に沢山聞かせて頂いたのです。
さらにカウンセラーとして独立してからは幸いな事に、4桁以上の方々の人生が変わっていく瞬間にも立ち会わせて頂く機会にも恵まれました^^
しかし、その一方では・・・
私が出会った時から10年以上の月日が経つのにもかかわらず、癒されていない方も沢山いたのです。
このような事実を目の当たりにして、
「癒される方と癒されていかない方の違いとは何なのか?」
という問いの答えが、自然と見えるようになりました。
振り返ると、私自身が癒しへと向かった瞬間というのは
「自分も今の状態から抜け出す事が(癒される事が)できるかもしれない」
と思えた時のように思います。
そして、
「自分はこの苦しい状態から出ることができる(抜け出せる事ができる)」
と信じる事ができるようになった時から変わりました。
現実を否定的な目線でだけでみるのではなく、前向きに見つめる事ができるようになった時が、私自身の苦しさのトンネルから抜け出せた時だったのです。
どうしようもない苦しさに対して”心が癒された”瞬間だったのだと思います。
これまで私は、自分の体験も含めて何人もの心が癒された方と、心がなかなか癒しに向かっていかない方々をみてきました。
心が癒されていった方と、なかなか癒されない方、癒されなかった方を見比べていった時に私が解った事というのは、
「現実に対する執着を手放せるか」
という事です。
「治る」「解決する」「癒される」事の定義が、自分の理想の状態、望んだ状態になる事であるうちは、まず、状況は改善しませんし癒されません。
つまり、現状をあるがままに受けいれる、認めていく時に解決していくという事です。
こちらに関しては、これまでも綴ってますので参考にされてください。
逆説のように聞こえますが、「自分はもう、治らなくたっていいんだ」そういって精神病が治った友人がいました。
「子供はもう学校へ行かなくてもいい」
「正直、もうどうでも良い」
と諦めたところから、受け入れられた所から不登校や引きこもりが解決されたケースも沢山見てきました。
しかし、初めはこのように考えてしまいます。
「受けいれたら自分のこれまでの苦しみは何の為にあったんだ」
「認めたら、諦めたらもう変わる事は出来ない(学校へ復帰できない)」
お気持ちはわかりますが、そう考えてしまっていると次のステージへ行く事が出来ません。
この逆説的とも思える「癒し」や「解決」に行き着くまでには、苦しい所やきつい所を何度となく通る事にもなる可能性も大きいです。
しかし明けない夜はないように、苦しみの闇が明けないという事も決してないんです。
時には苦しみの闇が一生続くと思えたとしても、「必ず」その闇が明ける時はやってきます。
ですから
今も苦しみの只中にいる方はちゃっちゃと「バンザイ🙌」する(諦めて手放す)選択肢もあるのだと知ってください。
最終的に「心が癒される」秘訣とは、良い・悪いのジャッジメントを下す事なく自分を受け入れる事です
受け入れられないならば、その受け入れられない事をまず受け入れる事です。
ちゃっちゃっと自分の理想を諦める事です。
この事自体、もしかしたら受け入れたくない事になるかもしれません。
私自身もそうでしたから、そのお気持ちもめちゃくちゃ良くわかります。
しかし
手放す事で内面に変化が起こり、結果目に見える形でも改善・解決する場合は大変多いですから、この事を忘れないでください。
という訳で今回は、自分自身の経験や多くの方々を拝見してきて私が行きついた、最終的に「心が癒される秘訣」と何なのか?
という事をお伝えさせて頂きました😊
少しでもこのお話があなたのお役に立つ事ができたのなら本当に幸いです。
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今野 陽悦

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