お世話になった小学校の担任の先生
小学4年生の時、息子は起立性低血圧で一ヶ月程学校を休みましたその時は、それだけじゃなく、友達とのトラブルが引き金になったようでした。
その後夏休み後に復帰し、4年生は無事に終え、5年生になり、ある先生と運命的な出会いをしました。
その先生はある意味怒ると恐いと言われてる男の先生でしたが、息子にとっては厳しい方がかえって良いかな?とは思っていました
私はその頃、息子は発達障害じゃないだろうかとかなど、心配していましたが、その先生のお陰でその不安は吹き飛びました。
先生は担任して下さった2年間の間、私と2ヶ月に一度は面談してくださり、私の小さな不安も取り除いて下さいました
息子は先生を信頼し、先生も思いやりのある愛を持って、接して下さいました。
私が、先生に息子の状態を話し、発達障害か、軽い自閉症なのかもと、言いましたら、「それはただのワガママなんじゃないでしょうか?」と言われ、心からハッとしたのを覚えています確かにうちの場合はただのワガママだったと思います。
又、先生は体裁を気にする事なく、親である私達にも本音で話して下さいました。ご自分の父親はギャンブルにおぼれ、母を泣かせていたとか、ふつうの学校の先生では考えられない、本音で話してくれましたそんなお人柄もあり、父兄からの信頼も篤かったです。
お陰で息子は楽しい小学生時代を過ごす事が、出来ました。何より人の好き嫌いも激しい息子でしたが、息子は先生が大好きでした。
本当にT先生には感謝しています。
体験者のお母さんとお会いしてみて
昨年、お子さんが不登校、引きこもりを体験されたお母様と、お話しをする機会がありました。
今思うと、市で主催している不登校関連の座談会等には、地元ですし、どうしても行きたくなかったのです。そこで、市の教育委員会に、お子さんが良くなった方と直接お会いしたいので、紹介して頂けませんか?と尋ねてみました。
でも、やはり、そこまでは出来ないとの事でした。それはそうだと思いました
しかし、ずっと心でそのようなチャンスがないか、願っていた時に、有り難くその機会に恵まれました
その方の第一印象は、強くそして慈愛に溢れているお母さんという感じでした。この後、Sさんと書かせて頂きます。
最初に、Sさんが言われた事は、『息子が不登校になったのは、15年もまえだけど、今でも思い出すと涙が出てくる。』という言葉でした。私はそれを聞いて、不覚にも涙がぼたぼたこぼれてきました。自分はまだ、その当時、本当に苦しんでると思いました。そして、同じ経験をした母親として、心底分かって貰えるという、嬉しさを感じました
その日は、私自身がまだ自分のしたい事が、子供達や主人の手前、遠慮してしまい、出来ないという話しを聞いて頂きました
そうしたら、もっと自分が楽しめるよう、心が癒されるようしてみたら?というアドバイスを頂きました
そして、夫婦関係もかなりの大きな原因になっているとおっしゃり、夫婦そろって、息子と向き合って行くようになって、初めて子供が変わって来たとおっしゃっていました。
Sさんは、今でこそ、強くいらっしゃいますが、お子さんが不登校になる前は自信がなく、直ぐに泣いてしまうような人だったそうです
お話しをさせて頂いて、Sさんを通してすごくすごく感じた事は、今は、お子さんを心から信じていらっしゃるという事でした。
正に揺るぎのない信念を感じましたし、お子さんから精神的に自立されているのも、すごく感じました
又、今後も続きを書かせて頂きます。
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松木りか
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