どうも今野です^^
最近は特に、動画講座の方から多くのご相談のメールとラインを頂いています。
あまりにも頂くので物理的に一件ずつご返信をするのは難しいのですがやはり不登校引きこもりから解決された者として、そしてカウンセラーとしてなんとか皆さんのお力になれたら、、、そう思います。
そこで、これから数回にわたって、不登校・ひきこもりの解決法をお伝えする音声セミナーをお送りする事にしました。
少しでも皆さんのお役に立てたら、不登校・ひきこもりが解決される為のきっかけになれたら幸いです。
それではさっそくですが、第一回目として「不登校引きこもり解決法」の中でも最もきもとなる、精神的自立についてお伝えしますね✨
それではお聞きください。
弊社でカウンセラーをしている関根さんが音声セミナーとリンクする内容のレターを書いてくれたのでこちらもご覧ください^^
精神的自立が不登校引きこもりを解決する
今野さんの元でカウンセラーをさせて頂いている関根徹です。
カウンセラーとして不登校・ひきこもりのお子さんやその親御さんと関わらせていただいてきた経験から今野さんの音声セミナーの内容について私の見解をお送りしたいと思います。
もしかしたら、少し厳しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
「間違っている」
といった意味でお伝えしているわけではございません。
本質をより深く理解して頂き、解決へと進まれる為に、客観的な視点でお伝えしている内容となりますので、すこしでもお役に立てたら嬉しいです。
今回の音声では、今野さんから
「精神的な自立」
について具体的にお伝えしていますが、いかがでしたでしょうか?
音声でも話されているように、精神的な自立をするために必要な事というと、何といっても「自己受容」が大切な事となります。
ご相談いただく方の中でも
「ありのままを受け容れるとはどういったことなのでしょうか?」
「自己受容とは何なのか、感覚的にわかりません」
といったお話が私のもとに多く届きます。
私も最初はそうだったのですが、自己受容の
「ありのままを受け容れる」
「良い悪いの判断をせず向き合う」
というのを実感の無い方が理解することは難しいことなのかもしれません。
今回の音声でその点について極めて重要となる内容をお伝えしています。
改善・解決に大切なことは「アウフヘーベン」
それが、
アウフヘーベン(白黒をつけて判断しない)
ということです。
自己否定の基になっているのは、この「白黒」を付けることからきている、といっても過言ではありません(><)
(なんたって私自身がそのような白黒人間そのものでした(^^;))
これまで多くの方々のお話を伺ってきた経験では、不登校や引きこもりのお子さんをもつ親御さんの中には
・コレは良い
・コレはダメ
・できている自分=OK
・できない自分=NO
という判断を親御さん自身、そしてお子さんにも下してしまっている部分は少なからずあるようでした・・。
・学校に行っている子供=OK
・学校に行っていない子供=NO
・きちんと学校へ行けるように育てられる自分=良い
・今の状態に子供を育てた自分=悪い
このように
「OK・NO」
「白・黒」
「良・悪」
といった判断をすることを心理学では「二極化」といいます。
自己否定感の強い人の傾向性
このような判断基準で決めてしまう方は自己否定が強い傾向にあります。
自己否定が強い人は、完璧主義になりやすいので
「○○ねばならない」
の思い込みがあり、それが二極化に繋がっていくわけです。
(完璧主義だからこそ、自己否定が強いともいえますが)
人には得意・不得意や、出来ること・出来ないことも必ずありますから、このような捉え方で不登校やひきこもりの状況を見ていくと、様々なことに「ダメ」のレッテルを貼ってしまうようになるんです。
こうなるともう本当に心苦しくなったり、悩みに悩んで辛い思いをするようになってしまいます。
私自身も元々自己否定が強く、完璧主義で白黒思考から引きこもりになってしまったので、そのお気持ちは本当によく分かります(><;)
そして苦しんでいた当時は、このような白黒をつけたり完璧主義になっていることは全くわかりませんでしたから、ただ漠然と、
「何でこんなに辛い目にあわなきゃいけないんだ・・・」
とか
「もっと楽に生きれたらいいのに・・・」
と思いました。
そして本質的に解決に繋がることに対しても”何がなんだかわからない”状態が続いていました・・・。
私がご縁あって今野さんのもとでカウンセラーの活動をするようになってわかったこととは、多くの不登校や引きこもりの状態にあるご家族は親子共に無意識の中でこういった判断を下している自分に気付いていない方が大変多いという事です。
「どうしてこのことに多くの方は気付かないののだろう?」
そう疑問に思っていたのですが、活動をする中で徐々にわかってきました。
それは
「親御さん自身もその親御さんから同じように育てられてきた」
からなんです。
100%ではないにせよ、その多くの部分の価値観や捉え方は、親御さんの親御さん、さらにはその親御さんから代々受け継がれている部分が強いです。
その受け継がれてきた「こうすることが子供のため」という信じこみが、知らず知らずにお子さんを追い詰めてしまう結果になってしまうケースが多いんですね。
これでは親御さんが良かれと思ってした事がやればやるほど逆効果になってしまい、お子さんの状況がさらに苦しくなってしまったり、歯痒い状態が続いてしまう原因の一つです。
ただ、逆に言えばそれだけ親御さんも真剣にお子さんと向き合ってこられたとも言えると思います。
どのご家庭の親御さんも、本気でお子さんの解決へと頑張っていらっしゃるんですよね。
なのでこの世代間連鎖などは、本当に「誰が悪い」などと誰も責めることができない部分ですし、親御さんが悪いとは私もおもいません。
親から受け継いだ価値観・価値基準
それを受け継いでいるお子さん自身も、
・学校に行ける自分は良い
・学校に行けない自分は悪い
・親の期待に応えられる自分はOK
・期待に応えられない自分はNO
と良い悪い、OK・NOの二極化の判断を下してしまっていて、その結果、自分で立ち上がる力や自信が弱くなっているケースが大変多いです。
もし今回の話が当てはまると思われた場合にも、知らず知らずにやってきたことですから、ご自身を責められたりはしないでくださいね。
さて、ここまで読まれてみていかがでしたでしょうか?
そろそろ確信に迫るお話をいたしますが、精神的な自立をするには、自己受容を深めていくためには、まず親御さんご自分の中にある捉え方、価値観、判断基準(白黒をどこにつけているのかという事)に気付かれていく必要があります。
そして、二極化で自分を苦しめることがなくなり、自分を受け容れ精神的な自立をしていく為に、気がついたその価値観を変えていく必要があるんですね。
今野さんの言い方をすれば、「過去の価値観を手放していく必要」があるんです。
これが出来るようになっていく時に、自己受容や精神的な自立は出来るようになっていきます。
私のこれまでの経験では、このようなプロセスを経て、お子さんとの関係性の回復がおこり、お子さんの状態の解決も起こっていきました。
自己啓発や成功哲学の元にもなり、今日でも支持の高いベストセラー『人を動かす』などの著者として有名なデール・カーネギーは「成功したければ成功者を真似をせよ」といっています。
このような相手の捉え方考え方やスタイルを取り入れようとする行為を心理学では「モデリング」といいます。
「学ぶ」の語源は「真似る」からきていることからもわかるように、親の持っている考え方や捉え方・価値観をモデリングしていくことで子供は学んでいくんですね。
だから先祖代々続くわけですが、実はお子さんの状況が”勝手に”改善されていくというのも、このモデリングからくるものだと思います。
親御さん自身が自分を受け入れ、精神的な自立をしていく姿をその過程を見て感じ取るお子さんも無意識にモデリングして心の変化が起きているのかもしれません。
多くの方は、本質的な解決とは何なのか知らず、子供を学校に復帰させる方法=解決を調べ探し続けている、といった方も多いのではないでしょうか?
それは当然の事です。
できるなら、学校へ復帰して欲しいと思われるのもお子さんに対する愛があるがゆえですから。
ただその結果、自分の望んだ状態=解決となってしまって現実は、さらに苦しくなってしまうケースが大変多いのもまた事実です。
だからこそ、ご自身の思い込み固定観念に気付かれていかれて、本質的な解決へ導かせて戴くために私たちが携わらせて頂いてるんですが^^
逆の視点から見てみると、今のお子さんの状態というのも、もしかしたら、それは人生からのギフトなのかもしれません。
なぜなら、お子さんが身をもって不登校や引きこもり、非行などの状態になることで親御さんが今まで当たり前だと思って気がつかなかった、わからなかったことに気付かせてくれている、という捉え方もできるからです。
実際、お子さんの状態が解決された親御さんの多くが
「子供が不登校になってよかった」
「不登校を通して大切なギフトを貰った」
「自分もカウンセラーとなって多くの方に伝えていきたい」
とおっしゃられる方も大変多いです。
私もひきこもりの経験は大きなギフトとなり、結果心の世界へと興味を持ちカウンセラーになりました。
まとめ
さて最後に話の内容をまとめますが、このメールレターでお伝えしたかったことは、
ご自身の思考パターンや信じこみ、価値観に気が付き、
・白黒つけなくても良い
・白か黒かではなくグレーゾーンがあってもOK
と思えるようになる事、このアウフヘーベンの捉え方が
「ありのままを受け容れる自己受容へ」
「子供からの精神的な自立へ」
つながっているという事
です。
是非このことを心の留めて頂けたらとおもいます。
それでは今回の今野さんの音声や、私がお伝えした内容がすこしでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございます。
PS
こちらとリンクするお話をプライベートブログで綴りました^^
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関根徹
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