不登校引きこもりだった娘。中学生から復帰へ

こんにちは。松木です。

今日は中一の娘について書いてみたいと思います。

小学五、六年生時代を不登校と保健室登校で過ごしていた娘は、中一の一学期も、英語の授業や総合の授業以外はずっと保健室登校でした。

小学校の時の勉強の遅れをとてつもなく気にしていたのだと思います。

何よりも難しいと感じていたのは、娘と話し合うことです。親子間の信頼残高も少ないのと同時に、娘そのものも無口なタイプでした。

ちらで話しかけても、よくよく考えているようで、答えるまでかなりの時間を要します。

その内に、私が先回りしてしまい、話してしまう、、、。という事が、数え切れないほどありました。

娘が話し出すのを、待っていられない親である私自身の在り方の問題となってくるかと思います。

ですので、在り方をきちんと据えてからお話し合いをする事が本当に大切なこととなります。

そして、一学期中に親子できっちりと話し合いをし、娘には、いつからなら普通に授業に出れそうかを聞いてみました。

話し合いのコツは、親としては、あなたはこれから普通の生活でやっていくという揺るぎない前提で話をします。

その際はよくよくお互いの本音で話し合うためにも、先ずは、親御さんが、本音で話す必要があるかと思います。

我が家の場合は、娘の好きな動画を見るためには、先ずは、普通の生活を送るようにする事をこちらからの条件にしました。

娘は、小さな声でしたが答えました。「二学期から普通に教室で授業を受ける。」

それを聞いて、それは良かったと思いましたが、また、過度に期待しないように気を付けようと思いました。

そして、その言葉を心から信じようと思いました。

いくらありのままでも良いとは言え、精神的に安定して動けるようになってきていれば、

『やることをやった上で、好きなことが出来る』という風に持っていかれた方が、お子さんも動きやすいかと思います。

以前は娘の言葉を、中々信じるということが中々出来なかった私ですが、今はかなり出来るようになりました。

それは、娘そのものが自分自身で決めた事は必ず実行するという事が分かったからです。

そうして二学期が始まり、娘はその言葉通り、普通に教室で過ごすようになりました。まだ数日ですが、今は何故か不安な気持ちがほとんど出てきません。

このまま、本当に娘は、もう大丈夫だと信じる事に決めました。

親御さんがお子さんに対してそのように信じられると、お子さんは必ず感じ取って、信じられているという安心感を持つようになられるかと思います。

当たり前の常識を親として教えて来なかった

中一の娘は、その後も淡々と学校に行き、皆と同じように普通に授業に出れるようになりました。二年前から見れば見違えるように変わりました。

先日、娘が学校から帰って来たときの事です。

約二年の不登校を通して、娘は、ほとんど周りの人と話ができない状態になっていました。それには、様々な事が理由にあったと思います。

例えば、うちの場合は当たり前の常識をきちんと教えていなかった事などがあげられます。

これに関しては親として今まで教えてこなくてごめんなさいと、謝りながら接しています。

その日の娘は、いつものように帰って来て、私にはただいまと挨拶したのですが、主人の事を無視しました。

今までですと、明日も学校だし、あまり波風を立てないように、そのままでしていました。

しかしこれでは、いつまでたっても親として娘の下にいる事になってしまうと思いまして、私は挨拶をしようねと娘に伝えました。

初めはすぐにでも言うかなという感じにとらえていましたが、この日は、娘はかなり意地になっていて中々言いませんでした。

そこで私は、ここではいよいよ本気になるときと思い、心をこめて今までキチンと挨拶ひとつ教えて来なかった事を謝りました。

私は、必死だったので涙が流れてきました。娘も泣いてしまっています。

そしてあまりしたことがなかった娘を抱きしめながら本気で伝えました。

不登校の娘へ切り出した一言

「挨拶出来ないなら、もうここから出て行って欲しい。
でも、それはあなたの為に言ってるんだよと。挨拶をするか、挨拶をしない理由を言って欲しい。」

と心をこめて伝えました。娘はその理由は話さなかったのですが、父親に、ただいまと伝えることが出来ました。

その後は、何事も無かったように、遅くなった夕飯を食べた後、家族四人で近所の今年最後の夏祭りに行って楽しみました。

この日の出来事はは私にとって、娘に心が伝わった、忘れられないものとなりました。

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松木りか

松木りか

カウンセラー
【不登校引きこもり専門心理カウンセラー】3人いる子供のうち長男・長女が不登校・引きこもりとなる。深い苦しみの中、今野のカウンセリングを受講し、二人の子供の不登校・引きこもりは解決する。 現在はその経験を生かし、自身も不登校ひきこもり専門したカウンセラーとして活動中。