カウンセラーの今野です。

皆様、明けましておめでとうございます^^

今年も宜しくお願い致しますm(_ _)m

私たちの元には毎日、相談やコメントが届くのですが、最も多い質問というのが「自己受容について」でした。

そこでお正月返上で、実家にこもって「究極の自己受容」と題した無料動画セミナーシリーズを作る事にしました。

手前味噌ですが(笑)、内容も素晴らしくて他では決して学べないような内容となっています。

こちらに参加された中から、さらに本気で学びたいという方には何かしらのご案内もしようかな?と考えておりますが、無料動画セミナーで数日学ぶだけで、誰もが自己受容を理解し、実践できるように作り込みました。

近々公開できるので、楽しみにまっていてくださいね^^

さて、それでは今回も頂いた質問にお答えします。

不登校ひきこもりの子供との関わり方についてのご相談

 

明けましておめでとうございます。 

質問ですが、子供を殺すというのはご飯も作らない、無視をする、いないと思う。 

仏壇を作る(※存在を消す、いないと思うという意味)くらいの気持ちでしょうか? 

子どもが私からの愛情を感じなくても、大丈夫でしょうか?

冷たい無視と温かい無視があると思います。

自己受容をして温かい無視をすればいいということでしょうか?

無いと思ったら ただの虐待に近い無視になりますが、今まで構いすぎた分それくらいの方がいいのかと 迷いました。 


こちらは、自立をお伝えする音声セミナーへ対する質問となります。

音声を聞いてない方もいるかと思いますので、まず解説しますね^^

グレート・マザーとの対決 ユング心理学の子供の「母親殺し」について

この音声セミナーは、私の著書「不登校引きこもり解決の教科書」のコメント特典として差し上げているものとなるのですが、かいつまんで説明すると以下のようなものとなります。

ユング心理学では、「グレート・マザー(母親)」に対して親殺し(親からの教えや束縛からの離脱)のプロセスを経て、子供は自立をしていく、と言われます。

そしてそのプロセスと同じように、先回りをして、子供に依存してしまう不登校や引きこもりの子供がいるタイプの親御さんが、子供から精神的に自立をするには、「子供殺し」(子供への心配や依存をやめてを突き放す)をするくらいの気持ちを持つ必要があります。

そして、具体的な子供殺しをする為のワークを音声ではお伝えしています。

この「グレート・マザー」とは、ユングが提唱した元型で、慈しむもの、包み込んでくれるものといった母性に満ちた母親の存在のイメージです。

そのイメージと同時に、包み込む事とは、子どもを独占・束縛しようとするような破壊的なものでもあります。

不登校引きこもりの親御さんの多くは、このグレートマザーの度合いが強い人が多く、「子どもを独占・束縛」する傾向にあります。

先回りをして心配したり子供の問題なのに、自分の問題のごとく捕らえて苦しんでしまう傾向にあるのです。

そこで母性の強いグレートマザーを殺して、子供から大人になり自立していくように、子供殺しをして(子供を自分の問題としないワークをして)自立しましょう、というのが音声セミナーの内容となります。

それでは音声の解説をしたところで、

お答えします。

まず、お話を伺っていて思う事は、相談者さんはご自身の考え方・定義が全部こちらにも伝わっている前提でお話しされています。

具体的には、

>>子どもが私からの愛情を感じなくても、大丈夫でしょうか?

質問者さんは、どのようなものを愛情だと定義して質問をしていますか?

(人によって愛情の定義は違います。そして不登校引きこもりのお子さんがいる親御さんの多くは、子供の事をいつも思っていたり、先回りをしたり何かをしてあげる事を愛情だと思う方が多いです。)

>>冷たい無視と温かいかい無視が あると思います。自己受容をして温かい無視をすればいいということでしょうか?

「冷たい無視」「温かい無視」の違いとはどのように考えているのでしょうか?

>>虐待に近い無視になりますが・・・

「虐待に近い無視」とは、どういうことを虐待として言われているのでしょうか?

・・・という事です。

そしてこれらから推測される事は、

「自分の言っていることが伝わっている」

という前提でお子さんとも関わってこられた、という事であり、実際は伝わっているつもりでいても伝わっていなかったのだと思います。

ご相談のお話しぶりを拝見していると、今も伝わっていない可能性が大きいです。

ですからまず自分の話し方では

「子供には伝わらない」
「伝わっていなかった」

という事に気がつく事がポイントになってきます。

なぜ、子供に愛情や気持ちが伝わらないのか?

それは今お話ししたように、子供とコミュニケーションが取れているつもりでも

「実際はとれていない」

からです。

そうなると、そもそもまず現在の考え方や伝え方や関わり方を変えない限り、御門違いが事ばかりしてしまって、全く解決されるような関わりにはなりません。

そして、そのすれ違いからお子さんも親御さん自身もは苦しい方向へ向かってしまいます。

※ちなみに90%ほどの親御さんと不登校や引きこもりのお子さんはこの状態です。

また相談文から推測される事は、子供に対して、

愛情が無いと子供に思われたく無い、

冷たいとは思われたく無い、

酷い(虐待)親だと思われたく無い、

といったような前提で考えている、という事です。

その前提がある時点で本質的には、精神的な自立をしようとはしていない(今も依存していたい)という事ですから、まずこの事に気がついて、「精神的に自立する」と決める事が大切になります。

経験者としても、多くのお子さんと関わってきた体験からもわかる事は、不登校引きこもりの子供は、親を恨んだり怒りを持ったりしている場合がほとんどです。

 

そのプロセスも経て皆、親から心の面での自立をして、目に見える形でも解決をしていきます。

子供から見れば、親殺し(親越え)をしていく事が解決への健全な道なわけです。

そして、相談者さんが子供から自立をするには

「子供から恨まれてもいい」

「酷い親だと思われて上等」

くらいの覚悟と決意が必要となるかと思います。

(一番ベターなのは、恨まれても恨まれなくてもどっちでも良いと心から思える事ですが・・・)

この決意をするためのワークが、音声で話している「子供殺し」のワークなのであり、相談者さんのように、子供から嫌われたく無い前提があれば、どんな事をしても音声の内容を実践しても自立は出来ない事と思います。

子供殺しも精神的な自立も「子供を変える為」のものではなく、自分自身の為にするものです。

まずこの原点に立ち、ご相談内容のような御門違いな考え方をされるのではなく「子供から精神的に自立する」と決意する所からがスタートとなるのでは無いかな?と思いました。

大変大変厳しい事を申し訳ございませんm(_ _)m

限られた文章の中で出来るだけ簡潔にお伝えさせて頂きましたが、この事を理解できると短期間で精神的な自立もできる事と思います。

ご相談者さんの、そして、ご覧になる皆さんの学びになれれば幸いです。

それでは最後までご覧くださりありがとうございます。

近いうち、無料動画セミナー「究極の自己受容」を公開できる事と思いますので楽しみにしていてくださいね^^

本年も、どうぞ宜しくお願い致します。

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今野 陽悦

今野 陽悦

【不登校引きこもりを専門とした心理カウンセラー 】 経験者のカウンセラーとして、数多の不登校引きこもりに関する心理カウンセリングを行う。このページではその体験をもとに解決法を綴っている。現在はカウンセラーの他に、複数の事業のオーナーとして活動中。