どうも、カウンセラーの今野です😊

子どもの不登校が心配な中で、親が自分のために走ることは「精神的な自立」なのか、それとも現実逃避なのか? ランニングをしたことだけでは決まりません。目的、終えた後の状態、必要な問題へ戻れるかを見て判断します。

ご相談の内容

中学生の息子さんを持つ親御さんが、以前からやりたかったマラソンへ向けてランニングを始めました。しかし公園で小さな親子を見ると過去を思い出し、「家を出て走るのは逃避ではないか」「自立への道を間違えていないか」と迷うそうです。

そのたびに「心配になるよね」と自分へ声をかけているとのことでした。私は、このように自分の感情へ気づいていること自体が、大切な実践だと思います。

セルフケアと回避を見分ける3つの問い

その行動がセルフケアか回避かを確かめる
行動後の安定、生活への影響、選べる感覚からセルフケアと回避を見分けます。
「逃げている?」と迷った時の3つの問い1 何のためにしている?自分を整えるため/考えなくて済むまで走り続けるため2 終えた後、少し余裕が戻る?休息や運動で落ち着く/罪悪感と疲労がさらに強くなる3 必要なことへ戻れる?相談・家事・会話へ戻る/重要なことを長く避け続ける

ランニング中に不安が出ることは、「道を間違えた証拠」ではありません。自立とは、不安が一切なくなることではなく、不安を抱えながらも自分の生活と選択を取り戻していくことです。

受け入れることは、考え続けることではない

「今、昔を思い出して悲しい」「息子の将来が心配」と気づいたら、その感情を否定せずに認めます。その後は、呼吸や足の感覚へ注意を戻し、走る時間へ戻って構いません。感情を受け入れるために、ランニング中ずっと問題を考え続ける必要はありません。

一方、走ることが止められず、家庭や睡眠を損なうほどになっている場合は、セルフケアとしての範囲を見直します。

動画で回答しました

精神的自立は、一直線に到着するゴールではありません。迷いながら、「これは私の感情」「これは子どもの課題」と分け直す過程そのものです。

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今野 陽悦

【今野陽悦:不登校・ひきこもり専門カウンセラー】 自身の不登校・ひきこもり経験をもとに、20年以上にわたり本人・保護者からの相談に対応。これまでの相談実績は累計2万件以上。 著書に『学校に行けない子どもの気持ちがわかる本』『学校に行けない子どもに伝わる声がけ』『子供の不登校・引きこもり解決の教科書』などがあり、講演・メディア出演・学校関係者への支援も行っている。