どうも、カウンセラーの今野です😊

私が悩める中学生だった頃、心の支えになり、後にカウンセラーを目指すきっかけにもなったラジオがあります。ドリアン助川さんの『正義のラジオ!ジャンベルジャン』です。この記事では、その番組が当時の私に何を与えてくれたのかをお話しします。

「悩んでいるのは自分だけではない」と知った

番組では、10代の少年少女から寄せられた、学校、いじめ、家族、性、自殺願望など幅広い相談へ、ドリアン助川さんが真剣に向き合っていました。

苦しかった当時の私は、その放送を聞きながら「悩んでいるのは自分だけではない」と感じました。問題がすぐ解決したわけではありません。それでも、土曜日の夜に自分と同じように苦しんでいる人の声と、それを受け止める大人の声が聞こえることが、希望になりました。

カウンセラーという仕事へつながった原点

当時はカウンセリングという仕事を詳しく知りませんでしたが、「自分もいつか、悩んでいる人の力になれる人でありたい」と強く思いました。現在の仕事へ至る道を振り返ると、このラジオとの出会いは明らかに一つの原点です。

後に東京へ出てからは、ドリアンさんの調布のアトリエへ詩を習いに行き、懇親会でもご一緒する機会がありました。中学生の私がラジオ越しに憧れた人と同じ場所で過ごせた時間は、今でも忘れられません。

私が人との出会いで人生を変えてきた他の体験は、高木裕樹先生との出会いと、15歳の時に出会った一本のテープでもお話ししています。

番組の記録を聞く時の注意

インターネット上には当時の録音が残されています。相談内容には、性暴力や自殺など重いテーマが含まれる場合があります。今つらい状態にある方やお子さんと聞く場合は、無理に再生せず、題名や内容を確認してください。

また、約30年前の放送です。現在の専門的支援や倫理の基準とは異なる部分があることを踏まえ、当時の若者の声と、真正面から向き合おうとした番組の記録としてお聞きください。

言葉の熱量に心を動かされた歌

ドリアン助川さんが率いた「叫ぶ詩人の会」の歌も、私は大好きでした。久しぶりに聞くと、悩みながら過ごした当時の自分を思い出します。

この記事で伝えたいのは「この番組を聞けば回復する」ということではありません。たった一つの声や作品との出会いが、孤立の中にいる人へ小さな光を届けることがある。私にとっては、このラジオがそうだったという個人的な記録です。

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今野 陽悦

【今野陽悦:不登校・ひきこもり専門カウンセラー】 自身の不登校・ひきこもり経験をもとに、20年以上にわたり本人・保護者からの相談に対応。これまでの相談実績は累計2万件以上。 著書に『学校に行けない子どもの気持ちがわかる本』『学校に行けない子どもに伝わる声がけ』『子供の不登校・引きこもり解決の教科書』などがあり、講演・メディア出演・学校関係者への支援も行っている。