どうも、カウンセラーの今野です😊

人間関係でいう「自立」とは、誰にも頼らないことではありません。自分の感情と選択に責任を持ちながら、必要な時には互いに助け合えることです。この記事では、共依存・自立・相互依存の違いを、親子関係を例に整理します。

母と私の間に起きていたこと

私が不登校・ひきこもりだった頃、母は私の状態に一喜一憂していました。私が元気なら母も安心し、私が落ち込むと母も落ち込む。私もまた、母の不安や期待に強く反応していました。

当時はお互いを大切にしているつもりでも、相手の状態が自分の心を大きく左右する関係になっていたのだと思います。そこから回復する過程で、母の課題と私の課題を少しずつ分けることが必要でした。

共依存・自立・相互依存の違い

「共依存」は日常的にも広く使われる言葉ですが、誰かを一言で診断するためのラベルではありません。ここでは、相手の問題を自分の責任のように背負い、互いの選択や感情の境界が見えにくくなった関係を説明する言葉として使います。

関係の違いは「頼るか」ではなく、境界と選択共依存的な状態相手の気分が自分の価値を決める相手の課題まで背負ってしまう精神的な自立自分と相手の課題を分けて考える自分の選択を自分で引き受ける相互依存別々の人間として尊重し合う必要な時には助けを求め合える健全な関係では「NO」と「助けて」の両方を言えます

親ができるのは、子どもの人生を代わることではない

不登校の子どもを前にすると、親御さんは「何とかしなければ」と思います。それは愛情から生まれる自然な気持ちです。ただ、子どもの気持ちを先回りして決めたり、親が安心するために登校を迫ったりすると、かえって関係が苦しくなることがあります。

相談の場では、「これは誰の課題だろう?」「今、親としてできることは何だろう?」と一緒に整理します。親が自分の生活や心を整えることは、子どもを見放すことではありません。子どもが自分で選ぶ余白を守る行為です。

動画で詳しく解説しています

動画で触れている『7つの習慣』は、こちらから確認できます。大切なのは用語を覚えることより、今日の関係の中で「私の課題」と「相手の課題」を一つ分けてみることです。

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今野 陽悦

【今野陽悦:不登校・ひきこもり専門カウンセラー】 自身の不登校・ひきこもり経験をもとに、20年以上にわたり本人・保護者からの相談に対応。これまでの相談実績は累計2万件以上。 著書に『学校に行けない子どもの気持ちがわかる本』『学校に行けない子どもに伝わる声がけ』『子供の不登校・引きこもり解決の教科書』などがあり、講演・メディア出演・学校関係者への支援も行っている。